病院概要理事長ご挨拶

理事長 ご挨拶

 現在、日本の平均寿命と健康寿命の差は男性で7~8年、女性で12~14年の差が生まれています。本国の社会保障制度は、生産年齢人口の減少や社会保障費の増加といった課題に対応するため、健康寿命の延伸が重視されており、厚生労働省が2019年に定めた「健康寿命延伸プラン」では、2016 年で男性72.14 年、女性74.79 年とされる健康寿命を2040年までに男女ともに3年以上引き上げる目標を掲げられております。
我々、栄公会グループは、グループミッションとして「医療・福祉介護の一貫したサービスを通じて、地域の健康寿命延伸に貢献する」を掲げています。
2025年に団塊の世代は75歳を迎える中、周辺地域でも急激な高齢化が進んでいます。私たち栄公会も、健康寿命の延伸に貢献し、予防医療への関わりや在宅サービスによる自立支援に力を入れるべく、事業展開では母体である佐野記念病院の専門性の向上だけでなく、周辺ニーズへの切れ目のない対応を目標としています。

 また少子高齢化に伴い社会保障制度の改定では、社会保障費の支出削減のためのあらゆる策が打ち出され、それに合わせて我々の業界にとっては厳しい環境に置かれるであろうと予想されております。患者さんや周辺の医療機関、介護事業所、ひいては地域社会に、今まで以上に必要とされる存在になる必要があります。
そのような中でも、我々の立場は変わらず、日々変化する患者さん・利用者さんのニーズや状態に合わせ、最適なサービスを提案職員一人一人が力を合わせて、その人に合わせた医療介護を提供できるよう、グループ力を活かし最善を尽くしています。

 当グループは”地域で信頼される存在となる”という目標をもち、泉州地域の医療・介護を担うべく運営いたしております。そのためにも、医師やコメディカル、介護スタッフ等すべての職種のスキルアップ・技術向上を図り、より質の高い医療・介護を提供できるよう励んでおります。また医療部門においては、「専門性の向上」と「救急医療の充実」を掲げ、地域への安心を提供してまいります。

社会医療法人 栄公会 理事長中村薫

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