
本法人は昭和36年1月7日に法人を設立して以来50年余り、整形外科専門病院として地域医療に貢献して参りました。特に昭和48年7月泉佐野市において佐野整形外科病院(平成元年4月病院新築に併せて名称を佐野記念病院に変更)を開設してからは、固定・通年制の二次救急医療を担う救急告示病院として、泉州地域の救急医療の一翼を担ってきたと自負しております。平成10年6月脳神経外科標榜追加により、整形外科領域のみならず脳神経外科領域を併せた救急受け入れ体制を整え、平成20年4月からは通年・終日脳神経外科医師を常駐させ、二次救急を担っております。
一般病床95床(急性期53床-平均在院日数約11日、入院基本料7:1を算定、回復期リハビリテーション42床-平均在院日数約40日、回復期リハビリテーション入院料Ⅰを算定)の小規模な病院ではありますが、麻酔科の常勤医師もおり、年間約1000件の手術を行っております。設備に関しましては3D解析のできるバイプレーンアンギオ装置を導入のほか、3室のバイオクリーンルームと脳外科手術後超急性期のための病室を設けて、超急性期から回復期まで途切れのない医療を提供しております。
救急医療の充実に加えて、地域におきましては近隣診療所の医師30人の登録を得ている開放型病院であり、地域連携クリティカルパス(脳卒中、大腿骨頚部骨折)を活用した計画管理病院・連携保険医療機関として泉大津市以南の各市立病院や10私立病院とも連携を図り、病院機能の開放にも努めております。また整形外科とリハビリテーション科の専門医研修施設として大学からの派遣医を受け入れており、コメディカルの学生の実習施設として各学校法人や近隣法人とも交流しております。
法人の形態としましては平成19年3月に特定医療法人、21年1月には社会医療法人の承認を得、4月からはDPC対象病院となりました。
医療技術の等比級数的な進歩、患者意識の変化、医師の偏在、社会保障費の増大と病院機能の分化等、医療を取り巻く環境が大きく変わる中で、泉州地域においても医療に対する安心、信頼を確保し、より質の高い医療の提供が求められているところです。この現状を把握し、地域で果たすべき役割は何であるかを考えたとき、本法人は地域医療の担い手として、とりわけ整形外科と脳神経外科領域の医療を良質かつ適切なものとして提供する責務があると判断しております。
公益性の高い法人格としての自覚をもって、運営の透明性を確保し、精進して参る所存ですので、ご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
社会医療法人 栄 公 会
理事長 中村 薫