社会医療法人 栄公会 佐野記念病院


患者さんへのご案内

疾患別診療のご案内

脳動脈瘤とは?

脳内の動脈にできた異常な膨らみ(こぶ)が脳動脈瘤です。我が国では毎年人口1万人あたり1.5~2人に脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血が生じていると推定されています。脳動脈瘤は破裂によって明らかになる場合が多く、破裂すると血液が脳周辺のくも膜下腔に流れ込み、くも膜下出血を引き起こします。くも膜下出血は、出血性脳梗塞や脳機能障害を引き起こし、最悪の場合は死に至ることもあります。

そのため、破裂した脳動脈瘤(くも膜下出血)に対する最も重要な治療は再出血を防ぐ治療です。未破裂で見つかった動脈瘤にも、破裂予防のための治療を実施します。

脳動脈瘤の治療方法

脳動脈瘤の治療では、開頭手術(クリッピング術)または低侵襲の血管内治療(コイル塞栓術)が用いられています。しかし ながら、診断された動脈瘤がすべて治療されるわけではありませんし、両者の治療方法ですべてを治療できるわけではありません。患者さんはどちらの治療法が 適しているのかを決めるために、専門医に相談する必要があります。

脳動脈瘤の発生率

  • 脳動脈瘤を持つ患者さんのうち、年間でおよそ 0.2~3.0% の方が出血する可能性があるといわれています。
  • 米国では、動脈瘤の破裂によるくも膜下出血の発生件数は年間 3万人を超えています。米国ではこのうち 10~15% が病院に到着するまでに死亡し、50% 以上が破裂後 30日以内で死亡しています。さらに、生存者の約半数にも、何らかの永続的な神経脱落症状が認められると報告されています。
  • 脳動脈瘤はすべての年齢層に発症が見られますが、最も多いのが 35歳から 60歳の層です。
  • 割合でいうと女性 3 に対して男性 2 とより女性に脳動脈瘤ができやすい傾向にあります。
 
▲ページ上部に戻る